あおり運転殴打事件を護身術的に考える
- 歩 松永
- 2021年10月27日
- 読了時間: 2分
ワイドショーなどで何度も放送されている「あおり運転殴打事件」をどうすれば防げたか?を護身術的に考えます。
1.120~140kmなど、あからさまに速すぎるスピードで車を運転しない。
あおり運転する車のドライバーはとにかくスピードが速いです。はっきり言えば「運転が下手」です。
このような高速で走ることは自ら危険を呼び寄せています。
2.出来るだけ停まらない
殴打されたドライバーは完全にブロックされ回避することはできませんでしたが、相手が降りる時は相手の車が停車していました。
その瞬間、後方確認後、再度走り出すことも可能でしたが、走り出したところでまたブロックされると思われますので、停車させられてしまったら出来るだけ左側に寄って停車しましょう。
3.ドアに鍵をかけて絶対に窓を開けない
殴打されたドライバーは窓を開けてしまいました。車の中にいるとなぜか強気になってしまう性格の方もいらっしゃると思います。
ですが、相手はそれ以上に危険な考え方をする人間です。
4.最終的に取っ組み合いになってしまったら?
ここが「やらなければならないどうしようもない状態」です。ドライブレコーダーを見ると、殴打されたドライバーは一発パンチが当たった痛みで完全に怯んでしまいました。これは「殴られた時の痛みと衝撃を知らないので一気にビビってしまった」という状態です。
AM Artsではライトスパーリングをします。ライトスパーリングとはスパーリング(仮想試合)をさらに力を抜いた状態で試合することです。
「ライト」と言っても当たってしまえば多少の痛みと衝撃を感じます。
初めてその痛みと衝撃を受けた時は間違いなく怯んでしまうでしょう。しかし、練習を続けることにより慣れていき、対峙出来るようになります。
私は初めてのスパーリングで相手が迫っってくる恐怖に後ろを向いてしまうほどでした。後ろを向けば「目に見えないから安心」という心理が働いていますが、相手からすればただの無防備状態です。
護身術でスパーリングする、なんてところはまず無いでしょう。しかし「実践に役立つ護身術」には絶対に必要な練習項目です。
ぜひ当AM Artsで「実践に役立つ護身術」を身に着けていただきたいと思います。
なお、スパーリングはある程度基礎練習をした後に行いますので、そこはご安心下さい。
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